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草原と流氷

  • chiharuf
  • 2017年4月28日
  • 読了時間: 1分

先日、アイヌの伝統楽器「トンコリ」の奏者であるOKIさん率いる、OKI DUB AINU BANDのライブへ行きました。(以下、写真はすべて「OKI DUB AINU BAND」公式サイトより)

昨年5月に女満別〜知床〜稚内〜旭川をめぐる旅へ行ったのですが、その時からアイヌの歴史文化にたいへん惹かれ、今回OKIさんがたまたま私の自宅近くでライブをされるということで、勇んで参加しました。

トンコリとはアイヌ文化に伝わる伝統的な弦楽器で、大自然の中を生き抜く生き物のような造形がなんとも美しい。音色も、ギターのようなお琴のようなユニークできれいな音です。

今回初めてOKIさんのトンコリをお聞きして知ったのですが、基本的に口承文化のためトンコリの弦の数・位置などまで奏者によって違うらしいのです。OKIさんは、現存する無形文化を継承するためにひとりひとり周って、曲や歌を受け継いできたのだとか。由来も、中にはその歌詞の意味でさえもわからない曲もあるのだとか。

「これ、どういう意味なんだろうね〜」と言いつつ奏でる音色は、意味を超えて時代を超えて、広い広い北海道の大地とサハリンの列島、大きな草原と流れゆく流氷が見えてくるようで、しばしタイムトリップの時間となったのでした。

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