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  • chiharuf
  • 4月1日
  • 読了時間: 3分

毎年、国や自治体案件の兼ね合いで秋以降が爆発的に忙しくなるのだけど、この半年は独立した過去10年で最も忙しく、そしてとても良い時間だった。暇でも忙しくても身ひとつで、できることは限られているので、精神統一しながらなんとか乗り切れたけれど、まだまだ咀嚼に時間がかかりそう。



・心技体

30代は、家族の生死と向き合う人生のなかでも割とアップダウンの激しい期間で、すんでのところでネトゲ廃人になってしまいそうだった自分を救ってくれたのはジムだった。「なぜ都会に住む人間はジムに通うのだろう?」とはよく言われることだけれど、「都市は限りなく人間の脳がつくりだしたもの」(by養老孟司先生)であり、そのなかで最も身近な"自然"である自らと向き合う時間が欲しくなるのは当然のことだと思う。廃人になりかけながら、ジムに通い出してこの春で3年。最初はさなぎのような体や心も、基礎的なウォーキングから始まり、徐々に筋トレや軽いランニングを取り入れて、少しずつ負荷を増やしている。育児と仕事をしていると、唯一自分に向き合える自分のためだけの時間がネットや思考からも遮断されるその時間で、本当に色々なことを考え、自分という人間に向き合ったように思う。脳はとても不思議なもので、情報や思考から離れた瞬間にいろいろと考えや引き出しを整理してくれる。夢中で走っていると、しんどいので大半のことは良い意味でどうでも良くなるし(笑)、デスクでは思いつかなかった企画や事業の解決策など多くのことをジムで解決することができた。そしてそんな時間を通じて、私たちは60兆個の細胞からなるひとつの小さな宇宙で、不完全で完全な絶妙なバランスから成り立っていることを痛感する。


・リファレンス

人間は悲しいかな、過去に見たもの・聞いたもの・感じたことのあるものにしか共感できない。

だからエリック・サティも宮沢賢治も、ゴッホも生前には評価されなかった。

いまのそしてこれからの時代、加速度的にこれまでにないような、見たことのない・聞いたことのない・感じたことのないものが爆発的に増えていく。参照先も過去実績もない、そんなとき、私たちはどう反応していくのか。何を残し、何をつくっていくのか。少なくとも自分はそんなものたちに対して、閉ざすことなく面白いと思い続けていられたら良いと思う。


・入学おめでとう

あっという間に息子も卒園と入学。

コロナ禍とともに始まった保活。保育園に入れず、夫婦共働きで実家が遠方の私たちは、もはやこれまでか・・と私が仕事を続けられない窮地に。そこから区役所や区長へ掛け合って、いろんな人たちの助けのおかげで、とても素敵な先生方と友だちと4年間過ごすことができた。通い始めた頃は毎日泣きながら、親も胸が引き裂かれる思いでバイバイし。少しずつ慣れて、いろんなお友達や遊びが増え。その間、ジイジが闘病から亡くなったり、空き家のこと。たくさんのハードルを、あなたなしでは越えられなかった。振り返れば本当にたくさんのことがあったのに、あっという間に過ぎ去ってしまったようで、もしかしたら人生で一番一緒の時間を過ごす時期が終わってしまうのかな。もう人生にそのような節目がない母は、とても寂しく、ドキドキしている。本人はいたって気楽で学校が楽しみらしい。それがなにより。さて、まずは今日からお弁当持って学童。あたらしい世界に思い切り飛び立てるように、母はお弁当づくり2週間頑張ります。



新しい年度、新しい環境。

そんな仕切りがない個人事業主の私も、今年度で独立して10周年。

もう続けられないかと思うこともたくさんあったけれど、いつも支えてくれるのは、この仕事だからこそ出会えた素敵な人たち。いつもありがとうございます。


より良い仕事ができるように、精進していきたいと思います。


 
 
 

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